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先日、お客様から「妻が畳を腐らせてしまった。畳を見てほしい。」とお電話をいただきました。段ボールを置きっぱなしにしていて、久しぶりに段ボールを移動したら畳が腐ってそうです。
何か野菜や果物でも入った段ボールを置いていたのかな?と思い伺ってみたところ、正体はシロアリでした。
このところ朝晩は涼しくなりましたが、人間が活動しやすい気候はシロアリなどの害虫にとっても活動しやすい気候です。まだまだ害虫の動きも活発な時期ですので注意が必要です。
シロアリは畳も食べてしまいます
シロアリは主に床下に生息しており、今回のお客様のように畳にまでシロアリの被害が及んでいるという事は、床下のエサ(家の柱や土台など)を食べ尽くし、さらにエサを求めて室内に這い上がってきたことが考えられます。
段ボールの横に洋服タンスが置いてあったのですが、その洋服タンスを動かしてみたところタンスの下もシロアリがビッシリ!段ボールだけではなく洋服タンスもシロアリ被害にあっていました。
シロアリは木質素材が大好き
シロアリは木質素材が大好物です。今回のお客様のように畳の上に段ボールを長期間置きっぱなしにしている、特に野菜や果物のような生ものが入った段ボールを長期間畳の上に直接置いておくのは、シロアリにとって絶好の環境になるため注意が必要です。
シロアリ被害にあった畳は入れ替えましょう
シロアリ被害にあってしまった畳は迷うことなく新しい畳に入れ替える事をお勧めします。その際に、シロアリ被害にあった畳だけではなく、可能な限り一部屋全ての畳を交換することをお勧めします。
その理由は、現在は被害にあっていない畳に万が一シロアリが潜んでいたら、今度はそこから被害が大きくなってしまう場合も考えられるからです。そういった理由から可能な限りシロアリ被害にあった畳だけではなく、一部屋全ての畳の入れ替えをお勧めします。
専門業者に駆除を依頼しましょう
新しい畳を入れる前に、必ず専門業者にシロアリの駆除をしてもらいましょう。シロアリは人に見つかると住みかに隠れてしまうため、畳を入替えるだけでは再びシロアリ被害にあってしまいます。
少し料金はかかってしまいますが、大切な家を守るためにもシロアリ駆除は専門業者に依頼しましょう。そしてシロアリ駆除が済んだ後に畳を入れるようにしましょう。
定期的な畳替えがメンテナンスにつながる
畳替えを行わなければ畳の裏側や畳の下の床板、さらに床下がどんな状態なのかを見る機会はほとんどありません。5年に1回を目安に定期的に畳替えを行えば、畳が綺麗になるだけではなく、床板の状態や床板の乾燥具合などのもチェックできて、シロアリ被害にあわない対策に繋がってゆきます。