前回の畳替えからしばらく時間が経っている方には、薬剤を一切使用しない安心・安全な畳専用の加熱殺菌乾燥がお勧めです。畳の加熱殺菌乾燥には畳の上での生活を快適に過ごすことが出来るメリットが沢山あります。

今回、畳の表替えのご依頼をいただいた静岡市駿河区東新田のお客様は、10年ほど前に畳の裏返しを施工させていただいたお客様でした。

前回の畳替えから10年程時間が経っている事と、年々足腰が弱くなってきて毎日の掃除が体力的に難しく、いま出ている訳ではないけれど後々のダニなどの害虫の心配なども考慮して、畳の表替えと同時に畳の加熱殺菌乾燥をお選びになられました。

乾燥機の中に畳をセットします。

畳専用の加熱殺菌乾燥機とは?

加熱乾燥機の特徴

高温で殺菌します。

90度以上の高温で約2時間、畳を加熱処理します。一般的なダニは60度以上が30分続くと死滅すると言われています。畳の加熱乾燥は湿気対策だけではなく、ダニやカビ対策にも有効です。

スタート時の乾燥機内の温度は28度しかありませんが、ぐんぐん加熱していきます。

薬品を一切使用しません。

高温で畳を加熱することで殺菌処理を行っています。薬品は一切使用していませんので加熱処理した畳は安心してお使いいただけます。

2時間近く加熱を続け乾燥機内の温度が96度にまで達します。

畳自体の温度も64度にまで達しました。

畳専用加熱殺菌乾燥で畳本来の機能がよみがえる

畳本来の機能が回復します。

畳は水分吸収率が高く、その量は1畳あたり約500ccと言われています。6畳間であれば3ℓもの水分を吸収する計算になります。

畳にはもともと湿度を吸ったり吐いたりしてお部屋の湿度を調整する機能がありますが、前回の畳替え(裏返し)から10年程経った畳は、ホコリや湿気をかなり吸い込んでいると思われます。

しかし今回、加熱殺菌乾燥をしたとことによって長い年月をかけ畳が吸い込んだ水分を熱処理により乾燥させることにより、湿度の調湿作用を回復させ暑い夏も快適に過ごすことができます。

宮原畳店には畳専用の加熱乾燥機があります。

昔は1年に1,2度、畳を日光浴させる「畳干し」がどの家庭でも行われていたそうです。今では「畳干し」を

目にする機会はなくなりました。

実際に畳干しをしようとしても、畳を干す場所の問題やご近所の目もあって躊躇してしまうと思います。また、昔ながらの藁から作られた畳は30キロ前後あるため、ギックリ腰など身体を悪くしてしまう恐れがあります。

畳をはがして運搬する作業はもちろん当店が行いますのでご安心ください。

畳の加熱乾燥はこんなケースにおススメ。

部屋の風通しが悪い

風通しの悪いお部屋は湿気がこもりがちです。畳加熱乾燥機でカラッとさせましょう。

畳がカビ臭い

1階のお部屋は地面からの湿気もあるため、2階に比べて湿気がこもりがちです。畳加熱乾燥機でカラッとさせましょう。

長い間畳替えをしていない

畳加熱乾燥機は畳の表替えなどと同時に行う事をお勧めします。

畳の上に絨毯などをしいている

長期間、絨毯などの下になっていた畳は大量のホコリを吸い込んでいます。また換気も悪いためダニなどの心配もあります。畳加熱乾燥機でカラッとさせれば虫の心配もありません。

その他にも、室内でペットを飼われていたり、小さいお子さんがいてダニやカビが心配といった場合にも、畳の加熱乾燥をした畳にはダニやカビがいなくなるため安心してお使いいただけます。