畳の上にホットカーペットを敷いても大丈夫?
12月も後半に入り、少しずつ慌ただしくなり年末が近づいてきた感じの今日この頃。急に冷え込んできてコタツが恋しい季節になりました。
冬の和室に欠かせないものの定番といえばコタツですが、場所を取らないホットカーペットを使っているご家庭も多いかと思います。
畳の上にカーペットを敷いても大丈夫?
お客様から「せっかく綺麗にしてもらった畳が焼けてしまうのがもったいないから、畳の上にカーペットを敷いてもいい?」といったご質問をいただくことがあります。
そんな時は「なるべくなら畳の上に絨毯やカーペットは敷かない方が良いのですが、どうしても敷きたい場合は、お部屋にぴったりと敷き込んでしまうのではなく、一回り小さい2畳用や3畳用の敷物で、たまにめくってお掃除の出来るものにして下さい。とお答えしています。
ホットカーペットは大丈夫?
ではこの時期重宝するホットカーペットはどうなのでしょう?
畳表(たたみおもて:畳の表面のゴザ部分)は自然素材の藺草(いぐさ)を織ってできています。藺草はスポンジ構造になっており湿気を吸ったり吐いたりする調湿効果に優れています。
畳の上にカーペットなどの敷物を敷いてしまうと、通気性が悪くなり調湿効果が発揮されずフタをしてしまう事になります。
特に湿度の高い夏場に畳の上にカーペットなど敷いた環境は、畳と敷物の間にホコリがたまりやすくなるばかりかダニやカビは高温多湿を好むためお勧め出来ません。
こまめなお掃除がお勧め
畳の上にカーペットなどを一年中敷きっぱなしという環境はよくありませんが、冬場は湿度も低く乾燥しているためホットカーペットやこたつなどの季節性の敷物でしたら安心してお使いいただけます。ホットカーペットであっても畳との間にホコリがたまらないよう、たまにめくってお掃除することをお勧めします。