障子の張り替えは雨の日がベスト!?障子の張り替えに向いている天気は?
今年は例年に比べて梅雨入りが遅れているようですが、6月も中旬に差し掛かりようやく南の方から徐々に梅雨入りしてきたようです。
雨の日が多いこの時期は私たち畳店にとって予定が立てにくく、週間天気予報とにらめっこの日が続きます。
何かと不都合が多い雨の日ですが、実は障子の張り替えは雨の日が向いているってご存じですか?
障子の張り替えは雨の日がおすすめの理由
障子の張り替えは雨の日や梅雨の時期などの湿気の多い日が向いています。理由は障子紙が湿気を吸った状態で張替えが出来るからです。
湿気を吸い込んだ状態の障子紙を張ることによって、晴れた日に湿気を吐き出しピン!とした綺麗な状態に障子紙が乾きます。
雨の日に張り終えたばかりの障子紙を見ると少したるんだように見えますが、晴れた日には綺麗にピン!と乾いた状態になるのでご安心ください。
障子の張り替えで雨の日に注意すること
障子の張り替えをする時に、いま張ってある紙をはがさなければなりません。古い紙をはがすときに紙を湿らせ糊を浮かせてはがします。
紙をはがし終えたら木枠を水拭きして綺麗な状態にするのですが、雨の日は濡れた木枠が乾きにくく、完全に乾いていない木枠に紙を張ってしまうと紙がはがれてしまったり、木枠から出る灰汁(あく)で紙が黄色くなってしまいます。
障子の張り替えは雨の日が向いているのですが、雨の日や湿気が多い日は濡らした木枠が乾きにくいのでその点には注意が必要です。
張り終えた障子は自然乾燥
新しい障子紙に張り終えた障子は自然乾燥させます。強い風が当たる場所や強い衝撃を与えなければ外した元の位置に障子をはめて乾燥させても大丈夫です。
障子の張り替えが面倒だと感じたら・・・
「以前は自分で張り替えていたけれど、年齢的に大変になった。」という理由で障子の張り替えをご依頼されるお客様は多く、また「洗って乾かして張ってで一日つぶれてしまうから。」などの理由で障子の張り替えをご依頼されるお客様も多くいらっしゃいます。
障子の張り替えが面倒だと感じたら遠慮なくご依頼してください。