畳を賢くリフレッシュ！裏返しで得られる効果と失敗しないコツ
miyahara畳は日本の伝統的な床材でありながら、日々の暮らしに馴染む存在です。しかし、年数が経つと傷みや汚れが気になり、どうしたらいいのか悩む方も多いのではないでしょうか。そんなときに役立つのが「裏返し」という畳のメンテナンス方法です。
今回は「裏返し」の基本とそのメリット、さらに失敗しないためのコツを詳しく解説します。畳を長く美しく保ちたい方はぜひ参考にしてください！
1. そもそも畳の裏返しって何？その基本とメリットを解説！
「裏返し」という言葉は聞いたことがあっても、具体的に何をするのか分からない方も多いかもしれません。
裏返しとは、畳表（い草部分）を一旦剥がし、裏面を表にして再利用するメンテナンス方法です。い草の繊維は表と裏で状態が異なり、裏面は日光や摩耗にさらされていないため比較的きれいな状態を保っています。そのため、裏面を表にすることで、まるで新品のような見た目に近づけることができます。
主なメリット
- コストが抑えられる：畳表を新調する「表替え」と比べて費用が安く済みます。
- 見た目がきれいに：汚れや摩耗が目立たなくなり、お部屋全体の印象が明るくなります。
- エコで無駄がない：使える部分を再利用するため、資源を有効活用できます。
「まだまだ使える部分を活かしたい」という方にとって、裏返しは非常に魅力的な選択肢です。
2. 裏返しのタイミングはいつがベスト？チェックすべきポイントとは
裏返しを行うタイミングを見極めることは、畳を長持ちさせるうえで非常に重要です。適切なタイミングを逃すと、畳表が劣化しすぎて裏返しができなくなる場合もあります。
裏返しの目安
- 畳を新調してから約3年から5年が目安です。
- 畳表の光沢が薄れ、色が少し黄ばみ始めたらタイミングと考えましょう。
チェックすべきポイント
- い草の状態：軽い汚れやシミが目立つが、繊維自体はしっかりしている。
- カビやダニの有無：湿気によるカビやダニが発生していないか確認。
- 畳の縁（へり）：縁がほつれていないか、または目立った破れがないかをチェック。
これらを確認し、「まだ裏返しができる状態だ」と判断できれば、すぐに業者へ相談しましょう。
3. 費用対効果は抜群！表替えとの違いとコストを比較
畳のメンテナンスには「裏返し」以外にも「表替え」という選択肢があります。この2つはどのように違うのでしょうか？
裏返しと表替えの違い
- 裏返し：現在の畳表を再利用する作業。コストは抑えられるが、表面がきれいな状態でないと実施できません。
- 表替え：新しい畳表に交換する作業。見た目は新品同様になりますが、裏返しよりも費用がかかります。
費用比較
- 裏返し：1枚あたり5,000円程度
- 表替え：1枚あたり8,000円～50,000円程度
例えば、6畳のお部屋で裏返しを行う場合、約30,000円で済むのに対し、表替えでは約48,000円～300,000円かかることがあります。
「まだ表面がきれいだけど、少し疲れてきたな」という状態なら、裏返しが最適です。費用対効果を考えると、まずは裏返しを検討する価値があります。
4. 失敗しないために！裏返しを依頼する際の注意点とポイント
裏返しを成功させるには、いくつかの注意点を押さえる必要があります。
1. 信頼できる業者を選ぶ 畳の状態を正確に診断し、最適なメンテナンスを提案してくれる業者を選びましょう。「裏返しで十分な状態なのに、表替えをすすめてくる」といった不誠実な対応を避けるため、口コミや評判をチェックすることが重要です。
2. 畳の状態を正直に伝える 湿気やカビなど、気になる点は事前に業者に伝えましょう。正確な情報があれば、より適切なアドバイスが受けられます。
3. 施工後のメンテナンスも大切に 裏返し後の畳を長持ちさせるには、日々のケアが欠かせません。以下のポイントを守りましょう。
- 掃除機で定期的にほこりを取り除く。
- 部屋を換気して湿気を防ぐ。
- 重い家具の位置を時々変える。
施工後のアフターケアが充実している業者を選ぶのも一つのポイントです。
最後に
「裏返し」は、コストを抑えながら畳をきれいに保つ賢い方法です。適切なタイミングで行えば、畳を長く快適に使うことができ、エコで無駄のない選択と言えるでしょう。
宮原畳店では、畳の状態チェックや最適なメンテナンスのご提案を無料で行っています。お気軽にご相談いただければ対応させていただきます。皆さまの大切な畳を守るお手伝いをぜひ私たちにお任せください！畳を賢くリフレッシュし、快適なお部屋を楽しんでください。
