新築住宅、リフォーム、店舗や施設の改修工事etc・・・縁なし畳が人気です。

最近では琉球畳という呼び方が一般的になった縁なし畳は、今お使いの畳を表替えや新畳に入れ替える畳替えはもちろん、新築住宅やリフォーム工事、さらには店舗や施設の改修工事でも大変人気があります。

新築住宅に至っては7~8割が縁なし畳といっても言い過ぎではないように感じています。

縁なし畳に使用する畳表(たたみおもて:畳の表面のゴザ部分)には大きく分けて2種類あります。自然素材のい草で織られた畳表と、樹脂や機械すき和紙で織られた畳表の2種類です。

お部屋の雰囲気や使用用途などで使い分けられていますが、今回は自然素材のい草で織られた畳表を使用した縁なし畳の仕様例をご紹介します。

自然素材のい草畳表の特徴

い草の畳表の一番の特徴は「自然素材」という事ではないでしょうか?あの爽やかな香りは自然素材特有のものであり、い草の畳表特有の爽やかな香りと目に優しい色合いは、心を落ち着かせてくれる癒し効果もあり、森林浴効果と合わせてとてもリラックスできます。

また、い草にはお部屋の湿気を吸ったり吐いたりする調湿作用や、お部屋の空気を浄化する作用もあり、お家時間を快適に過ごしことができます。い草の畳は工業製品に囲まれた現代生活にとてもお適しています。

まだまだあるい草畳表の効果

自然素材のい草は、肉眼ではわかりませんが、断面を顕微鏡で覗いてみるとスポンジ構造になっています。

い草の断面写真

い草一本一本がスポンジ構造になっているため、そのい草が何千本も織り込まれた畳はクッション性に優れているだけではなく、シックハウスの原因と言われるホルムアルデヒドや二酸化窒素を吸着します。

(高級品では畳1枚につき7000~8000本織込まれています。)

また、水虫の原因となる白癬菌や、気になる足の臭いの原因となる微生物やサルモネラ菌、大腸菌O157などに対しても抗菌効果があるとても優れた敷物なのです。

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