表替え・裏返し…何が違うの?何て読むの?畳のプロが教える!これさえわかれば畳通!?

裏返し?表替え?

言葉は聞いたことあるけど、どちらがどんな作業をするのか

こんがらがっている方も多いと思います。

そこで今回は、畳替え(裏返しや表替えの総称)の種類と

作業内容について書かせていただきます。

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・表替え (おもてがえ)

お客様からのご依頼で一番多いのが表替えです。

畳の表面に使われているゴザの事を

畳表(たたみおもて)と言います。

その傷んだ畳表を新しい畳表に取り替えるので

表替えと言います。

畳床(たたみどこ 畳の芯材・土台部分)は

現在使用しているモノを使い、畳表と畳縁(たたみべり)を

新品に交換します。

前回の畳替えから5~10年が目安です。

・裏返し (うらがえし)

畳表は表面・裏面の両面とも使用できるように

リバーシブルに織られています。

畳床(畳の芯材・土台部分)に縫い付けてある畳表を

一旦取り外し、今まで裏面になっていた面を今度は

表面にして再び縫い付ける作業が裏返しです。

畳床、畳表は再利用して、畳縁のみ

新品に交換します。

早めに裏返しをすると綺麗に仕上がります。

表替え・新畳から3~5年くらいが目安です。

・新畳 (しんたたみ)

畳そのものを新しい畳に交換します。

畳がプカプカする、凸凹が目立つなど、

畳がヘタってきたら、新畳に入替えのサインです。

畳床・畳表・畳縁、全てを新品にして入れ替えます。

15~20年以上経つ場合には、思い切って新畳に

入れ替えましょう。

お判りいただけましたか?

畳の状態やスレ具合で裏返しや表替えが出来ない場合も

ございます。ご自身で判断するのが難しい場合は、

お気軽にお声がけ下さい。