畳にダニを発生させずに畳のある生活を快適に過ごす方法を解説します。小さいお子さんがいるご家庭では畳の部屋が大活躍!ダニの心配をせずに快適にご使用ください。

最近では、小さなお子さんがいるご家庭から、使い勝手がいいと見直されつつある

畳の部屋ですが、やはり頭のどこかで「畳=ダニ」というイメージがあるのでしょう。

近々、娘さんが出産予定で畳を綺麗にしたい。

今度、孫が泊りにくるからその前に畳を綺麗にしたい。

上記のような理由で畳替えを検討されるご家庭は多く、どのご家庭でもダニの存在が心配なので、

もしものことを考えて対策をしておきたいとのご依頼が多々あります。

畳の部屋では布団を使うことが多いでしょうから、赤ちゃんや小さいお子さんが

畳の上に敷いた布団で寝起きをするとなると、心配になるのは当然です。

ダニは人間を刺すだけではなく、アレルギーを引き起こす原因にもなりますので、

今回は、ダニが発生しやすい条件や事前に出来る対処法、

日常的にやっていただきたい畳のお手入れ方法などを書いてみたいと思います。

ダニの発生する原因と発生しやすい環境とは

そもそもの話、ダニは畳に限らず人間が生活するあらゆる場所に存在する生き物です。

ダニは温度20度以上、湿度が60~80%といった環境を好みます。

お気付きかもしれませんが、この温度20度以上、湿度が60~80%という環境は

人間にとっても快適で過ごしやすい環境なのです。

また、人間が生活している場所にはダニの餌となる人間の髪の毛やフケ、

ペットの抜け毛や餌の食べカスなど、栄養分が豊富にあります。

使用頻度の低いお部屋、あまりお掃除の行き届いていないお部屋は注意が必要です。

お部屋以外のダニの発生場所

部屋以外にもダニが発生しやすい場所が寝具です。

ダニは人間の皮膚カスが大好物です。

寝具には皮膚カス以外にも汗や蒸気で適度な温度や湿度が保たれているためダニにとっては好環境です。

畳の部屋では畳の上に直接布団を敷く場合が多いですから、

ダニが布団から畳に移り住んでしまう事も多いようです。

布団を敷きっぱなしにしていると、布団と畳の両方に湿気が残ってしまうので

とても危険な状態です。布団の敷きっぱなしはやめましょう。

畳の上には何も敷かないのがベストです

畳が日に焼けないように、畳が傷んできたけど畳替えが面倒など理由は様々でしょうが、

畳の上に絨毯やカーペットを一年中敷きっぱなしにしているご家庭もあるかと思います。

畳には湿気を吸ったり吐いたりする調湿機能があります。

絨毯やカーペットを敷いてしまうと、その調湿機能が損なわれるばかりか、

夏の暑い時期などでは湿気がこもってしまい、ダニ以外にカビが発生してしまう事があります。

また、畳との間にホコリがたまりやすくダニの発生を助長しかねません。

絨毯やカーペットそのものも繊維が密集しているためダニが住み着きやすい場所です。

できれば畳の上には何も敷かず、そのままの状態にしておいたほうがよいでしょう。

どうしても畳の上に絨毯やカーペットを敷きたい場合は、

通気性が良い防カビ、防ダニ加工をされた製品で、なおかつ絨毯やカーペットを上げてお掃除が出来るように、

お部屋よりも一回り小さいサイズの製品を選びましょう。

そしてさらには掃除の回数を増やして快適な状態を保ちましょう♪

次回は、畳にダニが発生してしまった、しているかもしれない場合の対処方法をお伝えします。