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ダニは高温に弱い生き物です。
温度が20~30度といった環境を好むダニですが、実は高温には弱い生き物なのです。
ダニは「50度の熱で20~30分、60度の熱で一瞬で死滅する」と言われています。
昔は1年に一度、大掃除の際に畳を外に立てかけて日光浴をさせる「畳干し」が一般的に行われていました。
畳を天日干しさせることで、畳に溜まった湿気を取り除き、
はたきでパンパン叩くことで畳に溜まったホコリを取り除いていました。
今ではそこまでするご家庭の方が珍しく、畳替えをしなければ何十年も畳を上げる事もありません。
湿気やホコリを吸ったままの畳は、衛生的にもよろしくありませんし、ダニの心配もしなければなりません。
畳は重いし畳を干す場所がない現在では、「畳干し」に変わる手段として「畳熱風乾燥」がおススメです。
畳熱風乾燥とは?
ダニが熱(高温)に弱い生き物だと書きましたが、畳を天日に干してもさすがに50度以上の高温には達しません。
真夏の炎天下の車中なら別ですが・・・。
ちなみにダニは50度で2~6時間、60度で15分以内に死滅すると言われています。
「畳熱風乾燥機」は庫内を90度以上に保ち、畳そのものの温度を60度まで高めます。
そして60度を30分以上キープさせるので、もしも畳にダニが住みついていたり、
卵を産んでいたとしても熱により死滅させることができます。
薬品は一切使用せず、高熱のみでダニ退治が出来るので、
小さいお子さんがいらっしゃるご家庭でも安心してご利用していただけます。
(畳のへたり具合や種類によって「畳熱風乾燥」が出来ない場合もあります。)
畳以外のダニが発生しやすい寝具や絨毯などはどうしたらいいのでしょうか?
万が一、畳にダニが発生してしまっても「畳熱風乾燥」でダニ退治が出来る事がわかりました。
畳以外のダニが発生しやすい寝具や絨毯などはどうしたらいいのでしょうか?
一般家庭で使用する家電の中で、50度以上の高温が出せる家電となるとそう種類はありません。
機種にもよりますが、家庭用の乾燥機付き洗濯機なら60度以上の高温になるので
ダニ退治にはとても有効ですが容量が限られてしまいます。
家庭用の乾燥機付き洗濯機ではぬいぐるみや小さめのラグなどを高温で乾燥させて
、寝具など大きいサイズのモノはコインランドリーを利用しましょう。
コインランドリーの乾燥機は敷布団や掛け布団も乾燥できる大型のものもありますので、
大きいサイズの寝具はコインランドリーの乾燥機で徹底的に乾燥させてダニ退治をしましょう。
(高温により傷んでしまう素材もありますので、ご確認の上行って下さい。)
ダニを死滅させた後は掃除機でしっかりと取り除きましょう
ダニ退治の後は、しっかりと掃除機をかける事が肝心です。
ダニの死骸はアレルギーの原因にもなります。
死骸をそのままにしておくと、死骸を食べにくる別のダニの発生を許してしまう事にもなりかねません。
畳はもちろん、高温で乾燥させた寝具なども、吸引タイプの掃除機でゆっくりと吸い取りましょう
日頃から出来る簡単な予防方法
コマメなお掃除を心掛けましょう。
畳は1畳につき30秒以上かけてゆっくりと丁寧に掃除機をかけましょう。
寝具は表1分、裏1分両面丁寧に掃除機で吸い取りましょう。
布団や絨毯・カーペットは敷きっぱなしにしない。
畳の上に布団や絨毯などを敷きっぱなしにすると、ダニやカビが発生しやすくなります。
湿度をコントロールしましょう
換気や除湿をこまめに行いましょう。晴れた日はお部屋に風を通し、
風通しの悪いお部屋は除湿器や空気清浄機を積極的に利用しましょう。
ダニの発生原因についての記事はこちら→こちら