琉球畳のメリットとデメリット、そして一番気になる琉球畳にかかる費用まで!畳のプロが琉球畳について徹底解説します。

新築住宅や和室リフォームを検討されている方に近年人気なのが「琉球畳」です。

近頃は独立した「和室」が少なくなり、リビングの一角に「畳スペース」又は

「畳コーナー」を設けることが多くなりました。

「リビングの一角にゴロンと横になれる畳スペースが欲しい!」

「普通の畳ではなく、モダンな和室を作りたい!」などなど夢は尽きないですよね!

また、ライフスタイルの変化などで、今までの和室の畳を琉球畳にして

ガラッと雰囲気を変えたいといった方々にも琉球畳は大変人気があります。

年々畳が少なくなっていく中、どうして琉球畳が人気なのでしょう?

琉球畳の特徴や琉球畳にした場合のメリットとデメリット、一番気になる琉球畳にかかる

費用の相場など、実際の施工事例写真を交えて徹底解説したいと思います。

琉球畳を使ったお洒落な和室が欲しい!という方の参考になれば嬉しいです。

※本来、琉球畳とは七島藺で織られた畳表を使った畳の呼び方ですが、

今では「縁なし畳」全般を琉球畳と呼ぶことが多くなったため、

この記事内では七島藺を使用していなくても、「縁なし畳」のことを「琉球畳」と

呼んでいます。

詳しく知りたい方は前回の記事を読んで下さい。→琉球畳とは?の記事

琉球畳(半畳縁なし畳)の特徴

メリット

スッキリとしておしゃれ

カラーバリエーションが豊富

洋間(フローリング)との相性が良い

スッキリとしておしゃれ

普段よく目にする畳と違い、縁が付いていない分、お部屋がスッキリとした印象になります。

また、畳の目が互い違いになるように畳を敷く「市松敷き」もおしゃれです。

カラーバリエーションが豊富

最近は藺草以外にも樹脂や機械すき和紙で織られた畳表(工業表)など、

畳表の素材・カラーバリエーションが豊富になりました。

シックな雰囲気の和室にしたい、明るい雰囲気の和室にしたいなど、

好みに合わせて畳の色を選ぶことが出来ます。

洋間(フローリング)との相性が良い

フローリングにあわせて畳もカラーコーディネートできるので、

お部屋がスッキリと広く感じられます。

リビング横の畳スペースの場合、縁なし畳なら空間に違和感なく調和します。

また、畳はクッション性も抜群なので、お子さんの遊び場としても安心して使うことができます。

デメリット

縁の付いた畳よりも高い

出来栄えの差が出やすい

縁の付いた畳よりも高い

例えば四畳半を琉球畳にした場合、半畳が9つ必要になるため、

縁の付いた畳4.5枚分よりも割高になってしまいます。

数年後に表替えする際にも同じように割高になってしまいます。

出来栄えに差が出やすい

琉球畳を作るには大変高度な技術が必要なため、

依頼する畳店によって仕上がりに差が出てきます。

琉球畳を隙間なくピッチリと仕上げるには経験が必要です。

依頼する前に施工例の写真などがあれば見せてもらえば安心ですね!

施工前

施工後

琉球畳の費用目安

樹脂・機械すき和紙の新素材畳表(工業表)を使用した費用目安は

一畳サイズ・・・20,000円~30,000円(税別)※素材・織りによって金額が異なります。

半畳サイズ・・・14,000円~21,000円(税別)※素材・織りによって金額が異なります。

熊本県産天然い草(目積表)を使用した費用目安は

一畳サイズ・・・18,000円~25,000円(税別)ほど。

半畳サイズ・・・12,600円~17,500円(税別)ほどが目安です。

※江戸間か関西間かによって金額が異なります。

施工前

施工後

琉球畳のメリット・デメリットまとめ

琉球畳のメリットは・・・

スッキリとしておしゃれ

カラーバリエーションが豊富

洋間(フローリング)との相性が良い

琉球畳のデメリットは・・・

縁の付いた畳よりも高い

出来栄えの差が出やすい

いかがでしたか?琉球畳を検討されている方の参考になれば幸いです。