「うちの畳は琉球畳にできる?」いま使っている畳を憧れの琉球畳にしたい!どうすれば琉球畳にできるの?そんな琉球畳の疑問・質問にお答えします。
近頃の新築物件では、昔ながらの「和室」が少なくなり、
リビングなどと一体化した「タタミスペース」や「タタミコーナー」、
リビングよりも一段高くなった小上がりに琉球畳(半畳縁なし畳)を
採用する間取りが多くなってきました。
新築以外でも、お客様のお宅にお見積りにお伺いした際に、
「うちの畳は琉球畳にできる?」といったご相談・ご質問を度々いただきます。
お部屋がスッキリ・広々見えてお洒落な琉球畳(半畳縁なし畳)は
天然素材の物からカラーバリエーションが豊富な樹脂や和紙の物もあって大変人気があります。
自宅の畳を琉球畳(半畳縁なし畳)にしたい!という方は非常に多いと思いますので、
今回は、自宅の畳を琉球畳(半畳縁なし畳)に出来る?出来ない?
どうすれば琉球畳(半畳縁なし畳)にできるの?といった疑問・質問にお答えしてみたいと思います。
本来琉球畳とは・・・といった事から話を始めなければならないのですが、
長くなってしまいますので、今回は琉球畳と聞いて多くの方がイメージする
半畳の縁なし畳を市松敷きにした物を「琉球畳」として話を進めてみたいと思います。
気になる方はこちらをお読みください→こちら
縁の付いている畳を琉球畳にしたい
例えば6畳間の場合、縁の付いている長方形の畳が6枚敷き詰められています。
当たり前ですが、8畳間の場合なら縁の付いている畳が8枚敷き詰められています。
この様なお部屋を琉球畳にする場合には、現在ご使用中の畳を処分して、
新たに琉球畳(半畳縁なし畳)を12枚(8畳間なら16枚)作る必要があります。
どうして琉球畳にできないの?
縁の付いている畳は、横の部分が縁でおおわれていますが、
琉球畳は畳表を巻き込んで作成するため、そもそもの作り方から違うからです。
琉球畳といえば光の反射を利用して、市松模様に見える「市松敷き」を
想いうかべると思います。
畳の目を縦・横にすることで市松模様に見えるのですが、
縁の付いた長方形の畳を裁断して琉球畳にすることは出来ません。
リーズナブルに琉球畳にする方法はないの?
縁の付いた畳を琉球畳にしたい場合には、現在ご使用中の畳を処分して、
新たに作成しなければならない事は先にも書きましたが、
どうしてもリーズナブルにしたい場合には、半畳の縁なし畳ではなく、
1畳サイズの縁なし畳でしたら、現在ご使用中の畳を利用して作成することは可能です。
イメージする琉球畳とは異なってしまうかもしれませんが、
1畳サイズでもスッキリとして広々見えますし、天然素材のイグサ、樹脂や和紙の畳表を
お選びいただけます。
表替えの金額と寸法調整の費用のみで畳の処分代もかかりませんので、
一番リーズナブルにお部屋のイメージを変えることが出来る方法です。
※畳床(たたみどこ:畳の土台部分・芯材)の状態や種類によっては
表替えであっても、縁なし畳に出来ない物や不向きな物もありますので必ず確認してもらいましょう。