乾燥する季節の畳のお手入れ方法をご紹介します。陽当たりが良くて乾燥しすぎる部屋の畳はどうすればいいの?普段のお手入れ方法から冬限定のお手入れ方法まで、気を付けるポイントをご紹介します。

お肌の乾燥やお部屋の乾燥など、空気の乾燥が気になる季節です。お肌の乾燥には化粧水、お部屋の乾燥には加湿器が欠かせません。

この乾燥する季節、畳はどういったお手入れをすればいいのでしょうか?冬場の畳のお手入れ方法をご紹介します。

冬場の畳のお手入れ方法

冬の乾燥する季節だからと言って、特別変わったことをする必要はありません。春夏秋冬、どの季節も普段の畳のお手入れは掃除機掛けで充分です。

畳のお手入れは掃除機で充分

普段の畳のお手入れは掃除機で充分ですが、気を付けていただきたいポイントがいくつかあります。

・掃除機はゆっくりかける

畳に掃除機をかける時はゆっくりと動かすようにしましょう。力を入れてごしごしかけてしまうと畳を傷めてしまいます。畳1枚に1分ほどの時間をかけるくらいにゆっくりと動かしましょう。

・畳の目に沿って掃除機をかける

畳に掃除機をかける時には、畳の目に沿って掃除機をかけましょう。畳の目に沿ってとは、畳を手でなでた時にスルスルと良く滑る方向が畳の目に沿った向きです。

畳の目に沿ってゆっくりと動かす事で、目に詰まったホコリなどを取り除くことが出来ます。

・ロボット掃除機はお勧めしません

畳の目に沿って掃除機をかける事により畳の目に詰まったホコリを取り除くことが出来るのですが、お掃除ロボットは畳の目の向きなど関係なく縦横無尽に駆け回ります。

畳の目に逆らって掃除機をかけてしまうと畳が早く傷んでしまう原因になりますので、畳にロボット掃除機はお勧め出来ません。

コロコロローラーも控えましょう

・コロコロローラーは粘着でゴミやホコリを取り除けて便利ですが、強い力で何度も畳の上をゴロゴロしてしまうと粘着で畳の表皮を傷めてしまう恐れがあります。

乾燥しすぎるお部屋のお手入れ・対処方法

冬場はただでさえ乾燥しますが、陽当たりが良く乾燥しすぎるお部屋などは、1ヶ月に1回ほどの頻度で固く絞った雑巾(脱水機にかけたくらいの雑巾)で畳を拭いてあげるのも有効です。

畳表(たたみおもて:畳の表面・ゴザ部分)は藺草(いぐさ)という植物を織ってできています。植物にとって乾燥のし過ぎはいけませんので、1ヶ月に1度くらいの頻度で潤いを与えましょう。

ただし冬場の乾燥する時期だけにして下さい。