半畳縁なし畳(琉球畳風)の施工例。藤枝市大洲の新築住宅に目積表(めせきおもて)を使用した半畳縁なし畳(琉球畳風)を納品しました。

半畳の縁なし畳といえば最近は樹脂や機械すき和紙からできた新素材の畳表(たたみおもて:畳の表面のござ部分)を使用することが多くなってきましたが、やはり天然素材の藺草で織られた畳表も根強い人気があります。

今回納品しました半畳の縁なし畳(琉球畳風)は天然素材の藺草で織られた目積表(めせきおもて)という畳表を使用して作られています。

カラーが豊富な新素材の畳表もいいですが、やはり天然素材には天然素材にしかない良さがあります。

目積表(めせきおもて)とは?

目積表は天然の藺草で織られています。よく目にする縁のついた畳に使用する畳表よりも目幅が細かいのが特徴です。

左がよく目にする縁の付いた畳に使う畳表。 右側の目の細かい畳表が目積表です。

どうして目幅が細かいの?

藺草で織られた目積表で縁なし畳を作る際、畳表を水で濡らしてから折り曲げます。その時に角が割れてしまわないように慎重に折り曲げるのですが、目幅が細かいほうが扱いやすくまた施工しやすいため割れてしまうことが少なくなります。

天然素材を使用するメリット

・芳香性

心癒される藺草の香りは自然のアロマテラピー効果もあります。

・湿度調節

藺草には調湿効果もあり日本の気候にあっています。

・保温、断熱性

夏場はサラリとして冬はほのかに温かい。

・空気の浄化

畳はエネルギーを使わない天然の空気清浄機。

・抗菌効果

水虫の原因になる白癬菌(はくせんきん)などに対しての抗菌効果があります。

まとめ

縁なし畳で天然素材にしかない良さを味わうなら目積表がお勧めです。半畳の縁なし畳なら畳の目を互い違いに敷くことで市松模様に見えてすっきりとした雰囲気のお部屋になります。