縁なし畳(琉球畳風)にするなら目積表(めせきおもて)か琉球表(りゅうきゅうおもて)どちらがいい?

天然素材の目積表(めせきおもて)を使用して1畳サイズの縁なし畳を作製、納品しました。

今では縁なし畳全般を琉球畳と呼ぶことが一般的になっていますが、厳密には琉球畳(りゅうきゅうたたみ)とは琉球表(りゅきゅうおもて)という畳表をしようした畳のことです。

琉球表を使用した畳であれば、縁が付いていても付いていなくても琉球畳なのです。

琉球表とは

琉球表とは、縁の付いた畳や目積表に使用される藺草とは種類が異なり、七島藺(しっとうい)という断面が三角形の草を裂いてから乾燥させて織った畳表のことです。

一般的な畳表よりもゴツゴツしたワイルド感ただよう畳表です。

目積表とは

右側の目の細かい畳表が目積表

天然素材のい草を使用した縁なし畳は、この目積表を使用することが多く、もっともスタンダードな畳表です。一般的な畳表よりも目の幅が細かいのが特徴です。

畳の目が細かいので、縁なし畳にしたときにお部屋がスッキリとした感じに仕上がります。

目積表か琉球表

耐久性や丈夫さでいえば圧倒的に琉球畳の方が上なのですが、琉球表は七島藺の生産農家が非常に少なく、また生産枚数も非常に少ないことから希少価値が高い畳表です。

時期によっては半年から1年以上お待ちいただかなくてはなりませんが、他の畳表にはない独特の風合いがあります。

目積表は金額的にも琉球表よりお手頃で、縁なし畳に使用されるスタンダードな畳表です。常時在庫しておりますので、天然素材の縁なし畳をご希望の場合にはお声がけください。