静岡市駿河区向敷地のお客様の畳を”縁付き畳”から一畳サイズの”縁なし畳”へ表替えを施工しました。畳の表替えと同時に畳の加熱乾燥を行いカラッと乾燥した畳に仕上がりました。

お客様のご希望は縁の付いた畳を縁なし畳にしたいということと、山際で湿気が気になるということでした。今回表替えを施工する畳は昔ながらの稲わらでできた畳でしたので、畳の湿気対策として効果のある殺菌加熱乾燥をお勧めしました。

畳は水分吸収率が高い

現在はインシュレーションボードなどを使用した建材床(けんざいどこ)が主流ですが、昔ながらの稲わらを何層にも重ねた藁床(わらどこ:畳の芯材、土台部分)の畳は水分吸収率が非常に高く、その量は1畳あたり約500ccと言われています。

しかし雨が多い梅雨や近頃の異常に暑い夏のように湿度の高い日が何日も続くと、吸収できる許容量を超えてしまい、ひどい場合はカビが発生してしまうことがあります。

畳干しで解決!?

一昔前は年末の大掃除の時などに畳を外に干して日光浴をさせる「畳干し(たたみぼし)」をどのご家庭でも行っていました。

畳干しによって畳に溜まった1年分の湿気やホコリを取り除くことが出来ていましたが、今では畳を干す場所の問題などもあり畳干しをすることはほぼありません。

しかし畳干しをせず長期間放置された畳は湿気とホコリを含んでいるため衛生的にも良くありません。

実際に畳干しをしようとしても、畳を干す場所の問題やご近所の目もあって躊躇してしまうと思います。ではどうしたら畳にたまった湿気やホコリを取り除くことができるのでしょうか?

畳専用加熱殺菌乾燥機

畳専用の殺菌加熱乾燥機

畳干しが難しい昨今の住宅事情で、昔ながらの畳干し以上に効果のある畳の湿気やホコリ対策として畳専用の殺菌加熱乾燥機があります。

畳専用の加熱乾燥機とは?加熱乾燥機の特徴

高温で殺菌します。

90度で約2時間、畳を加熱処理します。一般的なダニは60度以上が30分続くと死滅すると言われています。畳の加熱乾燥は湿気対策だけではなく、ダニやカビ対策にも有効です。

乾燥機内が94度まで上昇中

薬品を一切使用しません。

高温で畳を加熱することで殺菌処理を行っています。薬品は一切使用していませんので加熱処理した畳は安心してお使いいただけます。

畳本来の機能が回復します。

畳の加熱乾燥は、長い年月をかけ畳が吸い込んだ水分を熱処理により乾燥させます。畳にはもともと湿度を調整する機能があり、畳を乾燥させることにより、その調湿作用を回復させます。

畳の加熱乾燥はこんなケースにおススメ。

部屋の風通しが悪い

風通しの悪いお部屋は湿気がこもりがちです。畳加熱乾燥機でカラッとさせましょう。

畳がカビ臭い

1階のお部屋は地面からの湿気もあるため、2階に比べて湿気がこもりがちです。畳加熱乾燥機でカラッとさせましょう。

長い間畳替えをしていない

畳加熱乾燥機は畳の表替えなどと同時に行う事をお勧めします。

畳の上に絨毯などをしいている

長期間、絨毯などの下になっていた畳は大量のホコリを吸い込んでいます。また換気も悪いためダニなどの心配もあります。畳を加熱乾燥させてカラッとすれば虫の心配もありません。

その他にも、室内でペットを飼われている、小さいお子さんがいてダニやカビが心配といった場合にも、薬剤を一切使用せず殺菌加熱乾燥をした畳にはダニやカビがいなくなるため安心してお使いいただけます。