畳の大きさは地域によって違う!関東間?関西間?畳のサイズの違い、何故サイズが違うのかを徹底解説。

ここ数日、数件のお客様からカビの相談のお電話をいただいております。

「畳にうっすら白い粉のようなものが付いている」

「緑の粉のようなものが畳に付いている」といったお電話でした。

畳にカビが生えてしまった時の対処法をご説明させていただきました。

このブログにもカビの対処方法を書きましたので参考にして下さい。

カビが生えてしまった時の対処方法の記事はこちらです。

畳がカビてしまったら…畳のカビ対策と除去方法。

ここ最近は雨も多く、ジメジメして湿気も多く感じます。 こんなジメジメした時期は食品などにもカビが生えやすく、気が付いたらカビが・・・ということも。 そこで今回は…

畳にカビが生えてしまった時に、水で拭く事だけはしないで下さいね!

今年の夏はなんだかハッキリしない天気の日が多く困ってしまいますね。

気温も湿度も熱帯雨林のような暑さです。

畳のカビにも気を付けていただきたいですが、熱中症にはくれぐれも注意して下さい。

江戸間とか関西間ってなに?

さて今回は、畳のサイズ・大きさについて書かせていただこうと思います。

江戸間とか関西間といった言葉を聞いたことありませんか?

一言で畳といっても地域によって大きさはバラバラなのです。

畳の大きさは  関東<中京<関西 と西に行くほど大きくなります。

かなり違う畳の大きさ

一畳の大きさは

関東(江戸間):約176cm×88cm  中京(中京間):約182cm×91cm

関西(関西間又は京間):191cm×95.5cm です。

畳は尺貫法で作る?

ちなみに畳を作るときはcmやmmよりもなので尺、寸、分、厘の尺貫法が未だに主流なのです。

関東間は長さ五尺八寸、幅二尺九寸、関西間の畳なら長さ六尺三寸、幅三尺一寸五分

といった感じで畳を作っています。

畳のサイズの違いは建築方法だった

では、なぜ大きさが違うのでしょうか?

その理由は建築方法の違いです。

それまで京都を中心とする現在の近畿地方では、畳のサイズを基準に柱を設置し、

部屋の大きさを決めていく畳割(たたみわり)という設計方法が一般的でした。

しかし、江戸時代になると、柱と柱の間の長さに、畳のサイズを合わせる柱割(はしらわり)

という方法が採用されるようになったそうです。

その結果、古くからの建物が多い関西では『京間』になり、

関東では新しい建築方法の建物が多いため、江戸時代以降に普及した

京間に比べて少し小さめの『江戸間』が主流になったそうです。

静岡は関東間が主流

静岡は関東間のお宅がほとんどですが、全国展開しているような

大きなハウスメーカで建てたお家は関西間の場合があります。

関東間と関西間では、畳を作る時に使用する材料も違ってきます。

関西間の方が畳が大きいので、それだけ長さも幅も大きい材料を

用意しなければなりません。

今では、畳の張り替えのお電話をいただいたら必ず一度は現調を兼ねて

お客様のお宅にお伺いしていますが、

以前、電話だけのやり取りで、当日お客様宅に行ってみたら

京間(関西間)の畳で材料の持ち合わせが無く、手配できるまで数日

延期してもらった苦い過去があり、それからは関東間、関西間どちらにも対応できるように

どのランクの畳表も用意しておくようにしました。

なので、関西間のお客様も安心してご注文して下さい♪