シンプルなものから藺草・畳表に対する熱い想いが伝わるもの。ほのぼの一家が作った畳表の安心感。国産畳の証として生産者の皆さんが写真やメッセージで熱い想いを伝えています。
現在、世の中に出回っている畳の80%以上が中国産の畳表(たたみおもて)を使用している、と以前このブログで書きました。
つい最近畳替えをした方や、これから畳替えを検討している方にとっては「ちゃんと国産の畳表を使ってもらえるのか?」心配になってしまうと思います。
少なくなったとはいえ、日本一の藺草・畳表生産地である熊本県では300件ほどの熱い気持ちを持った生産者さんが「国産の火を消すものか!」と頑張ってくれています。
そんな熱い気持ちを持った生産者さんたちは、自分が生産した畳表に並々ならぬ愛情と熱家を注ぎ込んでいます。
そんな気持ちが消費者の皆さんに伝わるように、畳表と一緒に届けてくれています。その表現の仕方も生産農家さんの人柄により様々です。どのようなものがあるのか、少しだけですが紹介させていただきます。
野菜売り場でも見かけるシンプルな写真
シンプルですが、ご夫婦のお写真とお名前、育てている藺草の品種の説明が書かれたはがきサイズのものです。
よくスーパーなどの野菜売り場でも“私たちが作りました”といった生産者さんの名前入りの写真を見かける機会が多くなりました。
どこのだれさんが作っているんだなとわかるだけでもとても安心できます。畳表も食べ物ではありませんが、直接肌に触れるものですし、どのような人が生産したものなのか、顔と名前がわかるだけでも安心していただけると思います。
より安心してお使いいただけるような熱いメッセージ
跡継ぎである息子さんとの写真以外に、これまでの受賞歴やメッセージが書かれています。
そこの書かれたメッセージだけでも充分こだわりが伝わってきますが、それ以外にもA4サイズの用紙にびっしりと書かれたお手紙付きです。
これ以上ないほどの藺草・畳表に対する熱い想いやプライドを持って生産されていることがお分かりいただけることと思います。
この人たちなら間違いないと思わせてくれる写真
打って変わってこちらは3世代が一枚の写真におさまり、ほのぼのとした雰囲気が伝わってきます。
ペットのワンコまで一緒に写っていて、仲の良いご家族なんだろうな、このような人たちが作った畳表なら間違いないなと思わせてくれます。
裏面にはメッセージが書かれており、中のイラストも可愛らしく、畳替えが終わった後にお客様にお渡しした際に喜んでいただいています。
このように国産の証として生産者の皆さんも様々な形で消費者の皆さんに安心して使って頂けるように工夫しています。畳替えをしたとき「ちゃんと国産の畳表を使ってくれたんだな」と安心できるように、畳屋さんにもらってみましょう。