畳の下に新聞紙を敷いてもいい?どうして畳の下に新聞紙が敷いてあるの?
お客様の畳を引き取りに伺うと、畳の下に新聞紙が敷き詰められていることがよくあります。
本当かウソか定かではありませんが、新聞紙のインクに防虫効果があるので畳の下に新聞紙を敷き詰めていたと聞いたことがあります。
また、一昔前は年末の大掃除の際に畳を外に干して湿気やホコリを払う“天日干し”を行っており、その時に掃除がしやすいように畳の下に新聞紙を敷き詰めていたとも聞いたことがあります。
畳の天日干しを行ったことのある世代のお客様から「新聞紙を敷いても良い?」といったご質問をいただきます。
本当に新聞紙に防虫効果はあるのでしょうか?昔のように畳の下に新聞紙を敷くことはいいのでしょうか?を解説してみたいと思います。
どうして畳の下に新聞紙を敷くの?
先ほども書きましたが、一昔前は畳の天日干しを一年に一回は行っていて、その際に新聞紙も新しいものに敷き替えていました。
また、住宅の構造も今とは違い自然寒気ができる構造だったため、畳の下から上がってくる冷気を防ぐために新聞紙を敷き詰めていたとも言われています。
畳の下に新聞紙を敷いてもいいの?
畳の下に新聞紙を敷くことはお勧めしておりません。
今は畳の天日干しの習慣もありませんので、何年・何十年も湿気を吸った新聞紙が畳の下に入ったままになってしまいます。畳にとって湿気は大敵です。
また新聞紙のインクに防虫効果があるというのも、もしかしたら昔のインクには防虫効果があったのかもしれませんが、現在の新聞紙に使用されているインクには防虫効果はありませんので、湿気と防虫効果どちらの面からも新聞紙を敷くことはお勧めできません。
畳の下に何か敷きたい場合には
隙間風が寒いなどの理由から畳の下に何か敷きたい場合には、防虫効果もある畳専用のシートがございますのでそちらをお勧めします。
防虫効果以外にも、湿気が気になる場合に敷くシートなどもございますので気になる場合にはご相談ください。