畳に虫が!畳の上を動き回る虫を発見してしまった!畳に付着する害虫の発生原因から対処方法と駆除方法そして予防方法をご紹介 ~その3~

前回まで畳に出る害虫の種類と予防方法を書いてきました。

どのお宅にも必ずどこかに害虫はいるものですが、

それでも見てしまうとあまり良い気分はしません。

日頃のお手入れには気を付けていたけれど、畳の上を歩く虫を発見してしまった。

あまり使わない部屋なので、お掃除を怠っていたら大量発生してしまったなど、

今回は、和室で害虫を発見した時の対処方法と駆除方法をご紹介させていただきます。

その1 その2 の記事も一緒にお読みください。

害虫を増やさないようにするには

掃除機は毎日かける

まだ虫が少量の場合でしたら、日頃のお掃除を徹底するだけでも

随分と違ってくるかと思います。

害虫には食べこぼし、フケ、皮脂、髪の毛、ホコリなどを栄養分としているモノも多く、

毎日掃除機をかける事を徹底すれば、栄養分を断つことが出来ます。

畳1枚に1分ほどの時間をかけて掃除機をかけて下さい。

部屋の湿度に気を付ける

害虫はジメジメ、ムシムシした場所が大好きです。

風通しが悪く、湿気がちな和室は注意が必要です。

冬の乾燥した時期なら心配いりませんが、梅雨時から秋口にかけては、

ちょっと部屋を閉め切った状態にしているだけで70%以上になってしまいます。

お部屋の湿度は50~60%以上にならないように、エアコンのドライ運転や

除湿器を使って調節して下さい。

 

害虫を発見!駆除するには

チャタテムシの駆除

チャタテムシを発見した場合は、もしかしたら畳にカビが生えているかもしれません。

チャタテムシはカビとホコリを餌にしていますので、

畳に生えたカビを食べて繁殖してしまう事があります。

チャタテムシを発見したら、畳1枚に1分以上かけてゆっくりと掃除機をかけます。

畳にカビが生えるという事はお部屋が湿気ていると思いますので、

お部屋の湿度にも注意して下さい。

畳にカビが生えてしまった場合はこちらの記事を参考にして下さい。

シバンムシの駆除

シバンムシは乾燥した植物性の物を食べています。

お部屋にドライフラワーや乾物などを置いてある場合には、

シバンムシの発生源医なっている事も考えられるので廃棄して下さい。

また、畳が食べられて畳の中に潜んでいることも考えられるので、

畳は新しいものに新調するか、畳を熱乾燥機にかけて死滅させて下さい。

畳下の床にも死骸や動いているシバンムシがいると思いますので、

掃除機で吸い取り、畳のない空っぽにしたお部屋でバルサンを焚きます。

バルサンを焚き、畳を入れる前に床にスミスリン粉剤という粉末状の殺虫剤を

撒くと効果的です。

日頃のお手入れと点検

今回は害虫の中でもお客様からご相談が多いチャタテムシとシバンムシの

駆除方法を書きましたが、日頃のお掃除を徹底していただければ、

ホコリが少なくなり、害虫も出にくい状態になりますし、畳にカビが生えてしまう

心配もなくなるかと思います。

シバンムシは畳以外にも保存食品やインスタント食品などもビニール袋を

食い破って食べる事もあります。

台所などで保管している場合には時々点検することをお勧めします。