静岡市葵区緑町にお住いのお客様の四畳半の畳を新しい畳に入れ替えた事例をご紹介します。今までと違う敷き方にしてガラッとイメージを変えてみました。

静岡市葵区緑町にお住いのお客様から畳替えのご依頼をいただき施工しました。

畳床(たたみどこ:畳の土台部分、畳の芯材)の腰が無くなっていてだいぶ柔らかい状態になっていたこともあり、畳床から丸ごと畳を入れ替える新畳への入れ替えになりました。

畳はオーダーメイド。畳は一畳一畳大きさが違います。

新畳へ入れ替えるにはお部屋の採寸をしなければなりません。

畳はどれも同じ大きさで作られていると思われがちですが、実は畳はそのお宅のその部屋に合った大きさに作られており、言ってみればオーダーメイドです。

しかも畳は敷く位置、敷く向きまで決まっていて、この畳はこの部屋のこの場所ですよ!かなり正確に作らなければならないのです。

採寸をしているとお客様から「畳の敷き方を今までと変える事はできますか?」とのご質問をいただきました。四畳半のお部屋の場合、半畳の位置を変更すれば今までとは違った敷き方になるのですが、今回のお客様のお部屋には床の間があるため、気を付けなければならない事があります。

床の間があるお部屋は注意が必要

床の間があるお部屋の場合、床の間の前に畳の合わさり目が来ることは避けなければなりません。床の間の前は畳一畳が横たわっているように敷く必要があります。

言葉ではわかり難いと思いますので絵を描いてみました。

絵のように床の間の前に畳の合わさり目が来ているのは×です。

一般住宅では床の間の前の畳は一畳がで~んと横たわっている敷き方をします。

真ん中の半畳を縁なし畳にしてみる

今回はお客様との話し合いの結果、半畳を真ん中に持ってくる四畳半右巴敷きとしました。そして真ん中の半畳を縁なし畳にしてスッキリ見えるような工夫もしてみました。

今までとだいぶ違うイメージに仕上げり、お客様からはお褒めの言葉とお喜びの声を頂戴しました。