「良い畳店の選び方」にはちょっとしたコツがあります。遠慮することなく、こちらからビシバシ質問してみればわかります。ほんの些細な疑問・質問でも積極的に聞いてみましょう。
前回のブログで「良い畳店の選び方」について書きました。
その中で、気になる畳店・ここに頼んでみようかな?と
候補に上がった畳店があった場合、家に呼んで見積もりをしてもらう前に
面倒かもしれませんが、まずは一度その畳店に自ら出向いて
要望や疑問・質問をしてみましょうと書きました。
そして、納得のいく説明が聞けたら初めて家に来てもらい
現在の畳の状態などを見てもらい、正式に見積もりをしてもらいましょうとも書きました。
でも、どんな説明が聞けたらこの畳店は商品知識も豊富で
安心して家の畳替えをお願い出来るのかを、今回の記事で補足として書いてみようと思います。
良い畳店の選び方についての記事はこちら→良い畳店の選び方
畳替えをご希望される中で一番多い「表替え」を例にして書いてみます。
「表替え」ってなに?という方はこちらを読んで見て下さい→表替えについての記事
まずは表替えに使用する畳表のサンプルを見せてもらいましょう。
畳表にはグレードがあります。
等級分けされており、リーズナブルな物から高級品まで沢山の種類があります。
お部屋の使用用途やお客様のご予算に合わせて選んでいただけるように
最低でも5,6種類のサンプルを見せてもらいましょう。
5,6種類のサンプルを用意してある畳店でしたら
業者仕事の下請け中心の畳店ではなく、地元地域から信頼され
地域の方々の畳替えを数多くされている実績ある畳店です。
畳のヒゲについて聞いてみましょう。
5,6種類の畳表サンプルを見せてもらう時に、
畳のヒゲについて説明してもらいましょう。
畳のヒゲにはその畳表についての情報が詰め込まれています。
ヒゲ部分が切り落としていないサンプルを見せてもらいましょう。
畳のヒゲについて書いた記事はこちら→こちら(ヒゲの記事)
グレードごとの違いをちゃんと説明してもらいましょう。
5,6種類の畳表の違いについての説明を聞いてみましょう。
先程も書きましたが、畳表は等級分けされています。
経糸の違い、い草の長さ、重量、選別の細かさ、品種の違い
などによって等級分けされています。
例えば経糸の違いなら 綿<綿々<麻<麻綿<麻麻
といったような違いがあります。
そういった説明を5,6種類のサンプルごとにしてもらいましょう。
見本は見るだけではなく実際に手に取ってみましょう。
リーズナブルな畳表と高級品では見た目から明らかに違うことがわかりますが、
実際に触ってみてその違いを実感して見て下さい。
触るといってもナデナデするのではなく、がっつりと握ってみましょう。
握った方がそれぞれの種類の厚みや重量を実感でき、違いが分かりやすいと思います。
そしてそれぞれの畳表の違いがわかったら、
今回表替えを検討しているお部屋の用途や希望などを伝えてお勧めの品を聞いてみましょう。
後日、下見を兼ねて見積金額を出してもらいましょう。
畳屋さんはこれがおススメって言っていたけどどう思う?
今よりも丈夫で長持ちするモノが良いよね!など、家に帰って相談してみましょう。
そして後日、使用中の畳のチェックなどの下見を兼ねた見積もりに来てもらうようにしましょう。
何か聞き忘れたことや、新たに浮かんだ質問などがあった場合には
遠慮することなくバンバン聞くようにしましょう。
いかがでしたか?
今回は表替えについて書きましたが、一口に畳といっても
沢山の種類があり迷ってしまうと思います。
ほんの些細な事でも疑問に思った事があったら
遠慮することなくビシバシ聞くようにしましょう。
親切な畳屋さんなら嫌な顔なんかすることなく、
きっとにこやかに対応してくれることでしょう。