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畳替えを検討しているお客様から、お見積りに伺った際に様々なご質問をいただきます。
また畳替えが完了してしばらく経ってからも、普段のお手入れについてのご質問をいただくことがあります。
そんなご質問の中から今回は「畳についてよくあるご質問」をいくつかピックアップして、Q&A方式でお答えしてみたいと思います。
多くの方が畳について疑問に思っている事だと思いますので、お役に立てたら嬉しいです。
畳に関するご質問
Q.畳替えのタイミングや最適な時期や季節はいつ?
A,生活環境により畳の傷み具合はご家庭ごとに違います。
季節の行事や家庭の行事に合わせて畳替えをされる方も多くいらっしゃいます。
春は新生活のスタートに合わせて、夏はお盆やご家族の夏休みの帰省、
秋はお彼岸や気候が安定しているから、冬は新年を気持ちよく迎えるため など、
緊急性を要していなければ、梅雨などの雨の日以外でしたら「畳替えをしたい!」
そう思った時がベストのタイミングです。
Q.畳の寿命は何年くらい?
A.畳床(畳の土台・芯材)がベコベコ凹んでいる。雨が降り込んで濡れてしまった。
白アリに食われてしまった。そういった場合には畳を全て新しく取り換える必要があります。
5年毎など定期的に丁寧なメンテナンス(表替えや裏返し)をするほど畳は長持ちします。
目安として裏返しは3~5年と早め早めにすれば裏側の青みも残っていて綺麗に仕上がります。
又は年数ではなく衣服にササクレが付き始めたら裏返しや表替えのサインです。
全てを新しくしなければならないのか、表替えや裏返しで大丈夫なのかなど、下見の際に見させていただきます。
Q.畳が凹んでしまったら新しく交換しないとダメ?
A.凹みの程度や大きさにもよりますが、濡れたり腐ったりしておらず、
脚付き家具の凹み程度でしたら補修可能です。
凹みの範囲が広い場合や何か所もある場合には交換をお勧めします。
Q.畳の縁だけが傷んでいる 縁だけの交換は可能?
A.畳替えをしたばかりなのにアイロンで縁をこがしてしまった・・・といったような場合でしたら
縁だけの交換ももちろん承っております。
日焼けによる劣化や長年の使用によって縁がすり切れてしまった場合には、
縁だけではなく畳表のスレも進行しているかと思います。
そのような場合は、縁の交換だけではなく表替えをお勧めします。
Q.新しい畳の青さを長持ちさせたいからカーペットを敷きたいんだけど・・・。
A.畳は呼吸をしています。畳には湿気を吸ったり吐いたりする調湿機能や、
有害物質を吸着して空気を浄化する機能があります。
畳の上にカーペットや絨毯、上敷きなどを敷いてしまうと、
上からフタをしてしまう事になりその機能を果たせません。
逆に湿気やホコリがこもってしまい、カビやダニの発生を助長してしまいます。
出来る限り畳の上に敷き物は敷かないようにして下さい。
畳と敷物について書いた記事です→こちら
Q.畳にカビが生えちゃった・・・。どうすればいいの?
A.部屋の換気をしてカビている箇所を乾燥させます。その後、カビを掃除機で吸い取り
エタノールで湿らせた雑巾で畳を拭き上げます。拭き上げたら扇風機をあてて乾燥させます。
上記の作業は必ず窓を開けて行って下さい。
畳は吸湿機能に優れているため、梅雨時や湿度の高い時はエアコンのドライ運転で
温度や湿度を下げることや、空気がよどまないように換気に注意して下さい。
畳のカビ対策について書いた記事です→こちら
畳についてお客様からよくいただくご質問の中から代表的なものを取り上げてみました。