畳の下には何か敷いた方がいいの?畳の下に新聞紙を敷いても大丈夫?畳の下には畳専用の機能性シートがお勧めです。湿気が気になる。虫が気になる。状況に応じて畳専用の機能性シートを敷くようにしましょう。静岡市駿河区みずほのお客様の施工例。

お客様のお宅に伺い畳を上げると、畳の下に古い新聞紙が敷き詰められていることがよくあります。

中には自分が生まれる50年近く前の古い新聞紙が出てくることもあり、思わず作業も忘れてスポーツ欄やテレビ欄に目を奪われてしまう事もあります。

昔は畳の下に新聞紙を敷くことが一般的でしたが、なぜ畳の下に新聞紙を敷いていたのでしょうか?

畳の下の新聞紙に防虫効果がある?

はっきりと断定はできませんが、よく聞く話では新聞紙に使われているインクに虫よけ効果があるので、畳の下に新聞紙を敷き詰めていたそうです。

現在、新聞に使われているインクに虫よけ効果はありません。

すき間風を防ぐために新聞紙を敷いた。

少し前の日本家屋は通気性が良く、湿気を逃がす・取り込む工夫が施されていました。湿度が低い時には湿気を取り込み、湿度が高い時には湿気を逃がす造りです。

畳を上げると約20センチ幅の板が0.5~1cmほどの間隔をもって打ち付けられており、その隙間が湿気や風に通り道になり、畳の下に湿気が溜まらないように作られていました。

その隙間から上がってくる風を防ぐために新聞紙を敷いていました。

畳の下には新聞紙を敷いた方が良いの?

結論から言いますと、畳の下に新聞紙を敷くことはお勧めしません。

畳の下に敷いた新聞紙が湿気を吸ってくれるなら、新聞紙を敷いた方が良いんじゃないか?と思われるかもしれませんが、一昔前の床板や基礎の造りと違って、現在の床板の造りはコンパネが隙間なく並べられており、気密性が高く隙間風が入ってくることはほとんどありません。

うちは造りが古い家だから大丈夫!といった場合でも畳の下に新聞紙は敷かない方が良いでしょう。

一昔前までは1年に1,2回、畳を天日干しする「畳干し」が多くのご家庭で行われていました。

その時に新聞紙が敷いてあった方がお掃除がしやすいことや、半年~1年分の湿気を吸った新聞紙を交換していました。

しかし、今では「畳干し」の風習もなくなり、仮に畳の下に新聞紙が敷いてあった場合、湿気を吸った新聞紙が次回の畳替えまでの数年~数十年間敷きっぱなしの状態になってしまうため、昔ながらの住宅でも畳の下に新聞紙は敷かない方が良いでしょう。

畳の下には畳専用の機能性シートがお勧めです。

畳の下に何か敷きたい場合には、お客さんのお住いの状況に応じて畳専用の機能性シートがございます。畳下の湿気でお困りの場合には炭や竹炭を使用したシート、虫が上がってこないようにしたい場合には防虫シートなど、状況に応じてお勧めしています。

ホウ酸塩を使用した機能性シート

今回のお客様は、畳を上げた状態の床板を初めて見て、床板に隙間があるので(昔ながらの造り)虫が出たわけではないけれど何か敷いて欲しいといったご要望でしたので、ホウ酸塩を使用した防虫、防カビ、殺菌効果もある防虫シートを敷かせていただきました。

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