表替えってなに?裏返しとどう違うの?畳って身近にあるけどわからない事だらけ。そんな畳についての疑問・質問を畳のプロがわかりやすく解説。Q&A方式だからサクッと読めちゃう。

畳替えを検討しているお客様から、お見積りに伺った際に様々なご質問をいただきます。

また、畳替えが完了してしばらく経ってからも普段のお手入れについてのご質問をいただくことがあります。

そんなご質問の中から今回は「畳についてよくあるご質問」をいくつかピックアップしてQ&A方式でお答えしてみたいと思います。

多くの方が畳について疑問に思っている事だと思いますので、お役に立てたら嬉しいです。

今回は畳選びについてよくあるご質問をピックアップしてみました。

畳選びあれこれ

Q.表替えと裏返しって何が違うの?

A.どちらも畳床(畳の土台部分・芯材)は、現在ご使用中の物を再利用します。

表面部分の畳表(たたみおもて・ゴザ部分)を新しく交換するのが表替え(おもてがえ)、

裏面部分を再利用するのが裏返し(うらがえし)です。

表替えや裏返しについての記事です。ご参考にどうぞ。→表替えや裏返しに記事

Q.値段が色々あるけど何が違うの?

A.イグサの畳は使用しているイグサの色のそろい具合や長さ、重量、経糸の種類などにより等級分けされています。

良いイグサは変色や傷などがなく、根元から穂先まで実が詰まっており、一本一本の太さや色がそろっています。

高級な畳表ほど密に織られており、重量もあって耐久性に優れ、使えば使うほどに艶が出てきます。

ご予算やお部屋の使用用途によって選んでいただけるように、数種類の畳表をラインナップしています。

等級分けについての記事です→こちら

Q.いま使っている畳を琉球畳にしたいんだけど・・・。

A.現在ご使用中の畳が、縁の付いていない畳(縁なし畳)でしたら、

同じように縁なし畳への表替えは可能です。

しかし、現在ご使用中の畳が、縁の付いている畳(縁付き畳)の場合には、

新しく作り直さなければなりません。

琉球畳について書いた記事です→こちら

Q.最近は外国産の畳が多いって聞くけど大丈夫?

A.悲しい事に現在、世に出回っている畳表の8割以上が中国から輸入された畳表です。

年々畳の部屋が少なくなり、後継者不足や高齢化も重なって、

国産の畳表(主に熊本県)を織る生産農家さんは減少する一方です。

ですが、宮原畳店ではお客様に安心して畳を使っていただけるように、

国産の畳表のみを使用しております。

国産畳と中国産畳の見分け方についての記事です→こちら

Q.い草以外の畳があるって聞いたけど本当?

A.い草以外に樹脂や機械すき和紙から作られた畳表があります。

カラーバリエーションが豊富で、縁なし畳に使用することが多く、

フローリングとの相性も良く、お洒落な畳スペースになって人気急上昇中です。

樹脂製や機械すき和紙製の新素材畳表について書いた記事です→こちら

Qうちの畳は厚さが薄い畳なんだけど、張り替えできる?

A.最近は薄い畳を採用する住宅メーカーが増えてきました。

また、フローリング用の置き畳も薄い畳がほとんどです。

薄い畳は、製造工程で畳表と土台の畳床(たたみどこ)を接着して作ってある場合があります。

接着して作ってある場合、表替えは出来ません。

ホームセンターなどで購入した置き畳の場合、フェルトを重ねたような土台(畳床)で作っている事もあり、

そのような置き畳も表替えは出来ません。

薄い畳は、従来の6cmほどある畳に比べてへたるのが早いため、表替えが出来ない場合も多くありますので注意が必要です。

一口に畳といっても色々な種類があります。

身近にある畳ですが、よくよく考えてみたら知らない事が沢山ありますね。

畳に関するご質問の記事はこちら→こちら

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