四畳半の畳の敷き方。切腹の間は間違って広まってしまった真偽不明の雑学。気にすることは全くありません。

昨年12月のブログに静岡市葵区緑町のお客様のお宅の四畳半の入れ替えをした記事を書きました。

その記事に床の間があるお部屋では気を付けなければならないポイントとして、床の間前に畳の合わさり目がこないよう畳を敷くことを上げました。

床の間前の畳は、床の間に対して畳の長手方向(縁の付いている辺)が平行になるように敷かなければならないという事です。

 

四畳半の場合、半畳が部屋の隅にくる祝儀敷きといわれる一般的な敷き方と、半畳が真ん中にくる敷き方ができます。

そこで今回は、四畳半の敷き方について気を付けていただきたいポイントをもう一つご紹介します。

出入口や掃き出し・押し入れの位置を見て敷き方を決める

私たち畳屋は床の間がある場合に限らず、部屋の出入口や掃き出しの位置や押し入れの位置などを見て畳の敷き方を決定します。なるべく畳が傷まないように出入り口に対して畳の目が来るようにしたり、柱の中心に畳の敷き合わせが来るように調整をしたりしながら畳の敷き方を決めています。

そして四畳半の敷き方で半畳が真ん中にくる敷き方を選んだ場合に気を付けるポイントです。

四畳半の半畳が真ん中にくる敷き方は2種類あります

写真の四畳半は右巴敷きといって半畳が真ん中にくる敷き方の一つです。半畳が部屋の隅にくる祝儀敷きよりも何だかスッキリとしたようなイメージがあります。

そして半畳が真ん中にくる敷き方のもう一種類の敷き方の写真です。違いがわかりますか?

右巴敷きに対して回転方向が逆になっています。右巴敷きと同様にスッキリとして良いと思います。しかし、この敷き方が避けるべき敷き方と言われています。

切腹の間は間違って伝わってしまった雑学

この畳の敷き方は切腹の間(せっぽくのま)の敷き方だと言われており、私たち畳屋の中でも避けるべきだと言われています。

しかし、どこを探してもそのような記述はなく、HPなどに掲載している文章も「・・・と言われている。」や「・・・だったらしい。」とあいまいな物ばかりです。

私個人としては真偽不明のあいまいな言い伝えと言いますか、たとえ上のような敷き方であってもあまり神経質にならず、知らないよりは知っておいた方がいい、間違って伝わってしまった雑学程度にとらえておいていただければと思います。

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