畳表(たたみおもて)の違い
表替えや新畳を作るときには新しい畳表を使います。(当たり前ですが)
その畳表にはランクと言いますか、沢山の種類があります。
お見積りにお伺いした際に、実際に使用する畳表を持参して
お客様に見て・触っていただき、違いを確かめてもらいます。
皆さん最初は「見てもわかんないよ~」とおっしゃいますが、
実際に手に取ってみると「ほんとだ!全然違う!」といってビックリされます。
施工前の畳表の写真です。
ここでは3種類だけですが、当店では常時6種類ほどご用意しております。
右から松・竹・梅みたいな感じで並んでいます。
まず一目でわかる違いは長さです。
上級品ほど長くて色のそろったい草で織られています。
畳表の原料となる「い草」は、当然天然ですから長く成長したモノから
長さの短いものまで様々です。
ネギを想像してもらうとわかりやすいのですが、
草が短いと根元の白っぽくなり始めたギリギリまで
目一杯使わなければなりません。
ですが、長い草はそういった白っぽい部分は使わずに
草の真ん中あたりの実の詰まった青い部分だけを使えるため
畳になった時に、丈夫で色がそろっていて見栄えもよくなります。
上級品の畳表は、数多くのい草を織込んでいるため
厚みもありムッチリしています。
お部屋の用途やご予算にあったモノをご提案させて頂きますので、
どれにしようか迷った場合には実際に手に取って違いをお確かめ下さい。