11月も後半に入り、ここ最近でグッと冷え込んできました。それでもこれが例年並みの冷え込みらしいです。地域によってはずいぶん前から使っているかもしれませんが、そろそろ暖房器具が不可欠な季節になってきました。冬の和室に欠かせないものと言えばこたつが定番ですが、ホッ…
畳は平安時代にはすでに存在しており、鎌倉時代の武士の邸宅では当初は板敷きがメインの生活だったにも関わらず、広い部屋の人が座る場所には畳をつなげて部屋を囲うように敷いていたそうです。やがて室町時代には部屋全体に敷き詰められるようになり、江戸時代には畳を敷き詰めることが庶…
お客様のお家にお伺いして、どの畳表にしましょうか?どの畳縁にしましょうか?など、お客様のご希望をお聞きします。そして最後にご希望のお日にちをお聞きする時に、「やっぱり日が良い日にやってもらえる?」と言われることがたまにあります。この「日が良い」とはお天気の晴れの日とい…
前回、四畳半の敷き方のブログを書いていましたら、タイミングよく新築の四畳半のお仕事が出ました。しかもこれまたタイミングよく半畳が真ん中にくる敷き方でした。なので今回は、畳を敷くべき場所を表している畳の裏側の文字の見かたと畳の敷き方を写真多めで詳しく書いてみようと思いま…
時代劇や昭和のホームドラマなどでは6畳間や8畳間の部屋が並んでいる続き間といわれる家の作りが多く、それだけ畳の部屋が主流でした。しかし近頃はめっきりと畳が少なくなり、畳の部屋が1間あるだけでも畳の部屋を作ってくれてありがとう♪と感じてしまいます。襖(ふすま)や障子に囲…
「あなたのお家の畳の敷き方を紙に書いて下さい。」と言われて、畳屋さん以外でスラスラと書ける人は案外少ないと思います。毎日目にしているのに不思議ですね。意外に畳という文字もあまり書く機会がないのか、そんなに難しい漢字ではないけれど書こうとすると「あれ?どんなだっけ?」と…
11月に入り朝晩はすっかり涼しくなりました。早め早めに行動する方の中には、そろそろ年末に向けて大掃除を始められる方もいらっしゃるかもしれません。大掃除といえば一昔前までは部屋に敷いてある畳を天日干しして、布団たたきで畳をパンパンと叩いて畳にたまったホコリや湿気を…
一昔前は畳といえば藺草(いぐさ)に藁床(わらどこ)のオール自然素材が当たり前でしたが、最近の畳は土台部分は木質系のインシュレーションボードと発泡ポリスチレンを合体させた畳床が主流です。建材床(オールボード)↓建材床(ボード+スタイロフォーム)↓…
樹脂製や機械すき和紙などの新素材から作られる畳表が出回るまでは半畳の縁なし畳といったら【目積表】(めせきおもて)が使われることが非常に多く、今でも「畳と言ったらやっぱり自然素材だよね!」という方や、「畳はやっぱりあの香りが良いんだよね!」という方に人気があります。そん…
新築に畳のスペースを設ける場合やリフォームで今まで使っていた畳を新しくする際に人気がある縁なし畳。現在は、い草以外に樹脂製や機械すき和紙から作られた畳表(たたみおもて)もあり、お部屋の雰囲気に合わせて色や素材を選ぶことができます。どのような用途で使うのか、こん…